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新しい視点で○○○を活動する 

泰山・曲阜schedule

2006年7月
金曜夜に北京から空路で済南に入る。深夜にホテル着。「泰山・曲阜1泊2日ツアー」の支払を済ませ、早々に床に就く。
翌日は朝から生憎の雨、景色はあまり期待出来そうにない。駅前に集合し7時半出発。初めての中国人向けツアー参加なのでやや緊張。夏休みで家族連れが多く一人旅は私だけ。10時に泰安(泰山の麓の街)に到着。ここで、1日目に泰山へ行く組と曲阜へ行く組に分かれ、私は曲阜組に。昼食を挟んで、世界文化遺産の「孔廟」「孔府」「孔林」を見学。孔廟は皇帝の住居だけに許されている紅い壁、黄色い瓦を使っておりさすが孔子様。曲阜に着いた頃から雨が上がり暑い夏の空になった。夕方、泰安に戻りチェックイン、ホテルは2つ星だが特に不満は無い。(以下、写真の下に続く・・・)


第2日、天気は晴れ。集合時間の8時半にロビーに行くと誰一人いない、心配でガイドに電話すると「問題ない、そのうち集まる」と。15分位してちらほら集まる。怒っちゃいけない、これぞ中国式。入口で入場券(門票)を買う。中国の門票は、一般人の他、子供・学生・老人・身障者等の割引があり、団体で買う時も、割引の人は身分証や証明書を提示して買うため面倒くさく時間も掛かる。
泰山は中国五岳の一つで、秦の始皇帝や前漢の武帝、後漢の光武帝、章帝、唐の高宗皇帝、玄宗皇帝、宋の眞宗皇帝などは皆、泰山で封禅儀式(天帝に天下統一を報告し天地の神を祀る儀式)を行ったそうだ。また、清の康熙帝と乾隆帝は何回も登ったそうで、孔子含め有名人も多く登っている。世界複合(自然+文化)遺産にも登録されている。
専用バスで中間地点の「中天門」へ。ここで、徒歩組とロープウェイ組に分かれる。泰山は自力で登った方が縁起が良いと聞いていたので迷わず徒歩組に。泰山は海抜1545mとそんなに高い山ではないが、麓は海抜ほぼゼロなので思ったより高く感じ登山もきつい。中天門からは雲歩橋、望人松、五松亭、対松亭と登って行く。ここから升仙坊を経由して南天門までの約1km(約1600段)は「十八盤」と呼ばれ最も険しいところ。この辺りから霧が急に濃くなり10m先が見えない。100段毎に休みながらゆっくり進んだ。荷担ぎ人夫が重い荷物を背負ってゆっくりとリズムを取って登っていく。これが仕事とは言え大変だ。
10時に登り始め11時40分に南天門到着。かなりへばったが予定時間の12時半よりかなり早く着いた。他の人が登ってくるのを待っている間に昼食を取った。南天門から先は、特にきつい所は無く、天街、唐摩崖、碧霞祠、玉皇頂と続く。天街には、ホテル・レストラン・みやげ物店が並んでおり賑やか。とにかく石碑が多い。中でも唐摩崖の刻石は唐の玄宗皇帝が書いた「紀泰山銘」という石碑で大きい。1千文字書かれているそうだ。また、有名な「五嶽独尊」(中国五岳の中で一番という意味)の文字もある。ただ、どこもかしこも霧また霧で視界が悪い。日の出の名所「日観峰」も霧の中。霧の合間をねらってシャッターを切る。
下山は時間の関係でロープウェイを利用。怖いが止むを得ない。下山途中から急に霧が晴れ日が差してきた。山の上の方は相変わらず霧の中。中天門から専用バスで麓まで戻る。麓から泰山の雄姿がきれいに見えるが、奥の奥にある山頂付近はここからは見えない。バスに2時間半揺られ済南へ戻る。時間の関係で済南での観光は断念。空路北京に戻った。

<スケジュール>
金曜日 北京->済南 MU5138(21:05-22:05) 済南明湖大酒店泊(\198)
土曜日 泰山曲阜2日ツアー参加*(曲阜観光) 泰安 裕隆賓館泊
*\520(門票,宿泊費(シングル)込)
日曜日 泰山曲阜2日ツアー参加*(泰山観光) 済南->北京 CA1159(20:20-21:10)