平遙・太原schedule
2006年6月
急に旅に出たくなり、近くて手頃な世界遺産「平遙古城」へ行くことにした。今回は旅行社経由で全て手配したので楽な旅だった。
土曜日の朝、空路太原へ。空港でガイドのWさんと待ち合わせ専用車で出発。最初は太原市内の「普祠」へ。普祠は周の武王の子の唐叔虞を祭った所だそうだ。滾々と湧き出る泉「難老泉」と樹齢三千年の傾いた柏の老木が印象的。Wさんの話では世界遺産に追加申請中とのこと。
この後、高速をとばして平遙へ。途中で警察のパトカーに停められる。何かと思えば、我々の車の後部ナンバープレートが無い。今朝盗まれたとのこと。中国ではよくあるらしい。北京でもプレート無し新車は良く見掛けるが呆れた。10分位調べた後、お咎め無しで解放される。(以下、写真の下に続く・・・)
「平遙古城」の城壁(西門)に到着。突然、人力車の叔父さんが声を掛ける。Wさんの友達で、彼にただで人力車に乗せて貰い城内へ。西大街から南大街に入るとシンボルの「市楼」が見えてきた。「県衙(ガ)」を見た後、「成錦雲」という店で昼食。午後は、銀行(両替商)の元祖「日昇昌」を見学、その後、さっきの人力車の叔父さんの案内で、城内に住んで漆塗りの工芸品を作っている「侯さん一家」を訪問。中でお茶を飲みながらお喋りしたり太極拳の実演を見せて貰ったりした。帰りに、漆塗りの素敵な指輪ケース(280元)を家内のために購入した。この後、暑い中だったが、城壁に登り西門から東門まで半周した(1周は6.4km)。城壁は数年前の地震で少し崩れた所もあるそうだが保存状態は良好。途中、モンゴル様式の「奎星楼」に登り街の全景を見ることができた。
夕方、近くの「双林寺」と「鎮国寺」を観光した後、夕食の時間までホテルに戻り休憩していると、突然激しい雷雨が襲ってきた。とにかく凄い。豪雨の中を夕食の店に飛び込む。この辺は毎日の様に雷雨・嵐があるそうだ。
翌日、平遙から太原へ戻る途中で「喬家大院」を観光。清代に財をなした豪商の邸宅(313も部屋がある豪邸)を博物館にしたもの。映画の撮影舞台にもなったため観光客が多かった。その後、太原市内に戻り「双塔寺」観光。2つの八角形13層の塔が全く同じ形で鏡に映した様だ。
時間が余ったので「汾河」の河岸付近を散策。更に、按摩店で時間を潰して空港へ。19時のフライトで北京に戻った。
<スケジュール>
土曜日 北京->太原 CA1145(7:20-8:25) ガイド(王サン)と太原市内の「普祠」観光後平遙へ。平遙で「平遙古城」「双林寺」「鎮国寺」観光 「麗澤苑国際酒店」泊
日曜日 平遙から太原への途中「喬家大院」観光。太原で「双塔寺」観光。「汾河」河岸散策。足底按摩で時間潰し。太原->北京 MU5295(19:00-20:05)