貴州省schedule
2006年10月
国慶節を利用して貴州省へ1泊2日の旅をした。
初日、11時に空港でガイドの劉さんと待合せ、そのまま「黄果樹瀑布」へ(時間がきついので昼食は車の中でのパンで済ました)。天気は予報が外れ晴天、絶好の旅行日和だ。車窓からカルスト地形の山々がずっと続いて見える。先の丸まった山の斜面には灰色の岩(石灰岩)が剥き出している。貴州省はカルスト地形がとても多く全面積の7割を占めるそうだ。そう言えば「桂林」はここからそんなに遠くない。この辺は稲作が多く今が刈り取りシーズン。岩がゴロゴロしている中でみんな手作業。大変そうだ。山の斜面は上の方まで段々畑でトウモロコシやその他(不明)が作られている。家は殆どが石灰岩を利用した石造りだ。また、ここ貴州省は「少数民族の故郷」とも呼ばれ人口の約1/3は少数民族。特に、苗(ミャオ)族・布依(プイ)族・侗(トン)族が多いそうだ。
(写真の下に続く・・・)
ビデオ
黄果樹瀑布 龍門飛瀑
約1時間半で「黄果樹瀑布」に到着。高速道路はここ迄でその先は工事中。最終的には雲南省の「昆明」までつながるそうだ。連休だけあって凄い混雑。入口から15分程歩いて下りて行くと、アジア最大の滝「黄果樹瀑布」見えてきた。さすが大きい。高さ74m・幅81mだそうだ。今は渇水期で水量が少なめらしいがそれでも凄い。滝の裏側は天然の鍾乳洞になっていて歩いて通り抜けられる。滝の脇から裏側へ回るとその迫力たるや凄い。水しぶきで服の髪もずぶ濡れ、カメラを庇いながら写真を撮る。かなり長いこと歩いて反対側の出口にたどり着いた。これだけで来た甲斐があり。エスカレータ(10元)を利用する人を横目に自力で登って戻った。
15時、次の目的地「龍宮」へ向かう。この付近は滝が多いが渇水期の今は干上がって岩肌だけ見えているものが多い。途中、カルストの丸山・段々畑・稲刈り風景を見ながら、約40分で「龍宮」に到着。鍾乳洞はこれ迄何回も見ているので余り期待していなかったが、「龍宮」の洞窟は中々のものだ。特徴は、①すごく広い、②大きな池「天池」に繋がっていてボートで洞窟内をまわれる、③洞窟の中に大きな滝「龍門飛瀑」がある、の三点だ。洞窟はかなり奥まで行けるようだが時間の関係でボート遊覧の終点で引き返した。
19時に貴陽のホテルに到着。ガイドの劉さん、運転手の呉さんと一緒に夕食。劉さんは26歳(未婚)。地元の大学を卒業後、深圳の日系企業(セイコー)で2年間働いた経験があるそうだ。劉さんの案内で、苗族料理の店「老凱里酸湯魚」へ。人気の店だそうで大盛況、店の外までテーブルが出ている。この店の名物料理である「江黄魚」という名前の野生魚の鍋を注文。魚もスープもとても美味しい。この他、日本の納豆に似ていると言われる「豆鼓」(但し糸は引かない&辛い), 小米(粟)、 細い茎のような薬膳菜(確か湘西でも食べた記憶有り、不味い)にも挑戦。地元の酒(18度)は梅酒のような味がした。3人で腹一杯食べて134元(約二千円)。大満足。
2日目。小雨。主要な所は昨日見たので今日はゆっくり。市内の名所「甲秀楼」を観光し、帰りは30分かけて歩いて戻った。貴陽市内は、建設ラッシュで他の都市とあまり変わらない。少数民族と判る格好の人も思った程多くはないが、特有の籠を背負った人が歩いているのが特徴的だ。
14時にホテルをチェックアウトして帰路に着いた。
<スケジュール>
第1日 北京->貴陽 CA1461(8:25-11:10)ガイドと専用車で黄果樹へ(137km 2.5H) 13:00黄果樹瀑布 15:40 龍宮洞窟 19:00夕食in老凱里酸湯魚 神奇金筑大酒店泊
第2日 貴陽市内 甲秀楼 貴陽->北京 CA1462 (16:45-19:30)
[費用] 合計:\3720 航空券:\1860(4折+5折) ホテル:\308 10/3観光(ガイド・車・門票(\270)込):\1200 ・夕食:
\134 甲秀楼:\4 タクシー代:\60 昼食:\27(ケンタッキー) 北京タクシー:\127