桂林schedule
会社イベントで桂林に出張した際に、桂林一日観光の機会があり、漓江下りと两江四湖巡りを体験した。
8:40 漓江下り出発点「磨盤山」に到着。船着場には50隻を超える観光船が並んでいて、どれも50人以上の大型船。山水画に出てくる舟とは大違い。
9:10 漓江下り開始。観光船が等間隔に船隊を組んで一斉に下り始める。午前は皆一斉に下り午後は空船を戻すという段取りだ。 (写真の下に続く・・・)
今年は渇水で例年より水量が少なく浅い所は50cm~1m位しかないため、座礁しない様に慎重に進んで行く。途中で何度か船底を擦った。30分程経った頃から観光写真で見るような風景が現れこれが延々と続く。今日は少し霞んでいて鮮やかな色ではないが、逆に水墨画のようで趣がある。この夏に昆明の「石林」を見たが、石林の岩が「壮年期」とすれば、こちらは「やや老年期」、岩は角がとれて全体に丸みを帯びている。近くの山から遠くの山へ少しずつ色が淡くなっていく。そのシルエットの重なり合いが何とも絶妙だ。途中、竹製の筏を上手に操る地元の鵜飼の漁師、岸辺で水草を食べている水牛の群れ等、のどかな風景が続く。ただ、河岸工事がきちんとしており、岸辺にモダンな家(別荘)が見える等、観光化が確実に進んでいるようだ。
とにかく広くて長い。これでもかこれでもかというように風光明媚な山並みが現れては過ぎて行く。ただ、最近中国の各地の風景を見過ぎたせいか、正直の所「もの凄く感動!」というような感じはなかった。途中、船上での昼食、昼寝・・・、長過ぎてちょっと飽きてきた。浅瀬を越えるのに時間を要したせいか、約1時間遅れの14:40に終点の陽朔に到着。バスでホテルに引き返した。
夜は「两江四湖」を巡る船遊びを体験。两江四湖とは、桂林の街を流れる2つの川(漓江と桃花江)と四つの人工湖(榕湖・杉湖・桂湖・木龍湖)を船でまわる1時間半の旅で、最近できたものだそうだ。船から見える夜の街並みは緑・黄・赤の光でライトアップされ幻想的だ。少し人工的過ぎる感はあるが一見の価値あり。湖は河よりも水位が3.5m~4m高いため、3ヶ所の水門がある。今回はそのうちの2カ所を通過。水門で水位を変える設備として、一般的な水槽式のもの他に、設備全体が上下するエレベータ式のものがあり興味深かった。