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新しい視点で○○○を活動する 

都江堰・青城山schedule

1回目:2006年6月 (2回目はこちら)
成都出張中に仕事が早く終わったので、友人にタクシーを手配して貰い、世界遺産の「都江堰」と「青城山」を観光した。午後2時にホテルを出発。途中、運転手がガス欠だと言ってLPGスタンドへ。長い列で30分もかかった。ここのタクシー皆はガソリンより安いLPGを使っているらしい。1時間半で「都江堰」着。だが運転手は初めてらしく全く地理が分からない。仕方が無いので地図を買ってこちらが道を指示するはめに。(以下、写真の下に続く)


高台の「秦堰楼」まで車で行き、ここから岷江の水利施設の全貌を見渡す。岷江が上流で外江と内江に分流されそれぞれがゴウゴウと音を立てて流れている。水量も多い。中国は昔から土木技術が優れている。この都江堰は紀元前3世紀に作られたものだが今でもその機能を果たしている。高台から河辺に下りて、内江に架かった吊り橋を渡って中州(金剛堤)へ。急流に架かる吊り橋はちょっと怖い。金剛堤から人字堤まで電動車で進み、その後歩いて離堆公園を経て出口へ。南橋を見た後、こちらに廻しておいたタクシーに乗って、次の目的地の青城山へ向かう。
30分足らずで「青城山」入口に着く。「青城山」は道教と仏教の聖地で、道教寺院のある「前山」と仏教寺院のある「後山」に分かれている。今回は時間の関係で「前山」のみ。「山門」から大急ぎで「月城湖」へ。しかし、対岸のロープウェイはギリギリの所で終わっていたので、こっちは諦め、途中迄引き返して「天師洞」方面へ登り始める。すると、「担ぎ屋」が寄ってきて乗れ乗れとしつこく迫る。最初は拒否したが、時間も無いことだし一度は体験したいと思い直し乗ることにした。重い私を籠に乗せ二人で担ぐ。バックアップ要員が二人いて途中で交代しながら進む。あっと言う間に「天師洞」まで来てしまった。下りも勧められたが拒否して自分で降りた。結局、見たのは「青城山」全体の三分の一位か。待たせていたタクシーで成都に戻ると既に20時近くになっていた。

[付録]  別の出張の機会に成都市内を観光した。
「杜甫草堂」は、唐時代の詩人「杜甫」が安史の乱を避けて長安から移り住み、数年間に多くの詩を作った所だそうで、梅園や竹林が多い広大な敷地には杜甫縁の展示物が多く有る。俄雨に遭い途中で何回も雨宿りをしながらゆっくり見た。
「武侯祠」は三国志縁の場所で、諸葛孔明を祭る社。中国では三国志は非常に人気があるためか訪れる人が多い。「武侯祠」の脇には出店が軒を並べており、毎日がお祭りのような賑わいだ。