承徳・清東陵schedule
[承徳:2006年7月]
NさんKさんと三人での観光をすることになった。承徳は昔「熱河」と呼ばれ、北京から北東へ230kmで、燕山山脈の中腹の武烈河の畔にある美しい街。清朝の夏の離宮である避暑山荘とその背後に配置された仏教伽藍の外八廟があり、ともに世界遺産に登録されている。
朝8時に自宅を専用車で出発。今回は、友達のRさん経由で専用車をチャーターした。ちょっと高め(全込2000元)だが、列車より便利なのと3人で割勘できるので決めた。北京-承徳間は高速道路建設中で、現在開通しているのは北京側が六環路迄と承徳近郊の数十キロのみ。車は順義・懐柔・密雲と北京郊外の街を進み、古北口で長城を越え承徳市へ入る。(以下、写真の下に続く)
11時半に承徳着。昼食後、避暑山荘観光した。標高が高い(340m)だけあって北京程暑くない。入口でガイドを雇い半日かけて要所を見て回る。中国最大の宮廷庭園といわれるだけあって凄く広い(頤和園の2倍、故宮の8倍)。避暑山荘を取り囲む「万米の長城(万里の長城の千分の一のミニ版)」の高台からみる外八廟、特に、チベットのポタラ宮のミニ版である普陀宗乗之廟は見事。また、船上からの湖の景色も絶品。
翌日は朝8時から外八廟へ。外八廟はチベット仏教寺院の総称で実際には12の寺院はあるそうだ。今回はそのうちの代表的な3ヶ所:普陀宗乗之廟,須弥福寿之廟,普寧寺を見てまわる。何と言っても圧巻は普陀宗乗之廟、美しく規模も大きい。これでもポタラ宮のミニ版とは! また普寧寺にある世界最大の木彫観音像「千手千眼大悲観世音菩薩」も凄い。
時間が余ったので、リフトに乗って磬錘峰(スイケイホウ)へ。山頂に突き刺さった様な40mもある巨石(俗称:洗濯棒)が一際目立って市内の何処からでも望めるので、昨日からずっと気になっていた。若干霞んでいたが山頂からは、避暑山荘と外八廟の全貌を見渡せる。
昼食後帰途につく。途中で事故渋滞に巻き込まれ散々。家に着いたのは夜の7時半過ぎになってしまった。中国では渋滞時に反対車線まで使って我先にと進むため、途中でデッドロック状態に陥る。今回もこれで全く動かなくなった。中国人の悪い所だ。
<スケジュール>
土曜 8:00出発 11:30 承徳着 昼食後、避暑山荘観光 承徳 露露大酒店泊
日曜 8:00外八廟(普陀宗乗之廟,須弥福寿之廟,普寧寺)、磬錘峰観光 13:30承徳発 19:30頃 北京着
・専用車:料金:2000RMB(含.高速料、運転手の宿泊料)
・ホテル:承徳露露大酒店(承徳市翠橋路南8号) 338RMB/泊(朝食込)
[清東陵:2006年7月]
7月の休日を利用し、Nさんと二人で世界遺産の清東陵に行った。
8時に自宅を出発し2時間半で清東陵に到着。清東陵は、北京の東西に分かれている清の皇帝皇族の陵墓のうちの東の陵墓。河北省遵化市にあり、世界遺産に登録されている。ここにある4人の皇帝の陵墓のうち、今回は、康熙帝の景陵と乾隆帝の裕陵を見た。裕陵は中が公開されており地下宮殿を見ることができた。更に、乾隆帝の妃の陵墓の裕妃園寝、西太后の陵墓の慈禧陵、ウィグル族で乾隆帝の側室となった有名な香妃の陵墓も見た。香妃墓は、新疆のカシュガルにもあるが、調査の結果ではこちらが本物とのこと。夕方、北京に戻って遅い昼食をとった。