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新しい視点で○○○を活動する 

西寧-青蔵鉄道-チベットschedule

2019年9月
元会社の仲間と8泊9日で西寧から青蔵鉄道でチベットへ入り、ラサ・ギャンツェ・シガツェをまわる旅をした。
旅は初日からトラブル。前日の台風の影響で成田空港が渋滞で出発が遅れ乗り継ぎ便に間に合わず、中継地の長春で足止め。航空会社の手配したホテルに1泊し、旧満州国の首都を半日観光をすることにした。下準備なしだったが、偽満皇宮博物院・旧満州軍司部跡などを見てまわった。トラブル/予定変更は旅の醍醐味。少し得した気分。夕方無事西寧に到着。(写真の下に続く・・・)

ビデオ集

2日目は西寧観光。2日観光の予定だったが長春足止めの影響で1日に短縮。天気があまり良くなかったので青海湖行きは断念して西寧近郊、タール寺(塔爾寺)、青海蔵文化博物院、東関清真寺(モスク)を見れまわる。青海蔵文化博物院に展示している618mの巨大なタンカ(布に描かれた宗教画)は壮観だった(残念ながら写真撮影不可)。

その日の夜、今回の旅のハイライト:青蔵鉄道に乗る。コンパートメントに4人が入る軟臥(一等寝台二段べッド)で西寧からラサまで22時間の列車の旅。多くの区間で標高4000m以上の高地を走り、途中に鉄道世界最高地点のタンラ峠(標高5072m)もあり高山病が心配されたが、呼吸が少し苦いのと軽い頭痛程度で済んだ。夕方5時、無事ラサに到着。夜にポタラ宮広場を散策。ポタラ宮のライトアップ絶景を楽しんだ。ガイドさんによるトリック写真も楽しんだ。

4日目はラサ市内観光。ジョガン寺、ポタラ宮、セラ寺を見学。標高3600~3700の所で階段も多いため息苦しく、ゆっくり時間をかけて見て回った。ラサは宗教の街で至る所に巡礼者の姿、五体投地をしている人も多く見られる。

5目はラサからより奥地のギャンツェへ。途中、カンパラ峠、カローラ氷河を越えて行く。カンパラ峠(4998m)からは、トルコ石のような神秘的な色合いのヤムドク湖を望む。青空でなくともこんなに美しい色が出るのは不思議。カローラ氷河も圧巻で間近に見ることができる。ただ温暖化の影響で先端が少しずつ後退しているとのこと。カローラ氷河の展望所は標高が5039mあり、二本足で地面に立った状態での最高高度を久々に更新。因みに今夜のホテルも宿泊最高高度記録(4040m)。高度順応がだいぶ進んできた感じ。

6日目:観光の実質最終日(明日明後日は移動中心)。ギャンツェから更に奥のシガツェへ。この辺りはチベットの穀倉地帯で麦畑(大麦)が広がっており4000mの高地とは思えない農村風景が広がる。白居寺、シャル寺、タシルンボ寺をゆっくり見て回る。タシルンボ寺を見学中に、座主のパンチェンラマ11世(北京在住)が今日これから寺に来るという話が広まり、観光者の多くが一目見ようと色めき立って待ち構えていた(私たちは時間の関係で待たずに戻る)。
7日目はヤルツァンポ川に沿ってラサまで戻り、空路成都へ。成都で一泊後成田へ。